書評ライターKonomuの苦悩

フリーライターの悩みと打開策、日々の出来事などいろいろ書いています。

インド旅行の準備は大変だ

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週末からのインド旅行に向け、ぼちぼち準備をしているのですが、何が一番大変かって「薬」と「水」です。

普段の海外旅行であればいつも飲んでる薬(不眠症双極性障害用)だけ持っていくのですが、今回は勝手が違う。万が一感染症になった場合の抗生剤、本格的な下痢止め、鎮痛剤……もちろんはしかワクチンは接種済みでばっちり抗体保有者です。

「毎日刺激の強いものを食べるので胃腸薬とかお持ちになってください」と言われたから胃の粘膜を保護してくれる薬もパッキング。

水は現地でペットボトルを1日1本配ってくれるそうですが、歯磨きしたり顔を洗ったりなどのホテルの水ですらあたってしまう人もいるらしいので、予備の500mlのペットボトル2本と2lのペットボトル1本もどかんとスーツケースへ。

それ以外はいつも通りの海外旅行準備です。日本はきれいな国なんだなぁとつくづく思います。

さてさて私はインドにハマるのか?それが楽しみです♪

衝撃のパフォーミングアーツ「VESSEL」

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9月第1週目の週末のお話。京都岡崎音楽祭(KYOTO OKAZAKI LOOPS)に友達3人と行ってきました。
京都の岡崎エリアで3日間にわたり、音楽ライブやダンス公演など多彩なプログラムが朝から晩まで展開される音楽祭。当初、私の目的は大橋トリオのライブでした。

1日セット券なるものがあり、パーカッションデュオ、VESSEL、大橋トリオの公演をチョイス。3ステージすべて素晴らしいものでしたが、とりわけ衝撃を受けたのが「VESSEL」。
okazaki-loops.com

森山未來くんが出演するのに、どうしてロームシアター京都のメインホールじゃないんだろう?」メディアや海外からの招待客も大勢いる中、ワクワクドキドキしながら着席。

ここからは舞台を観た人それぞれが受けた印象になりますが、私にとって本当に衝撃的な舞台でした。

開演の合図とともに会場は漆黒の闇に。怖いほどの静寂とぴんと張り詰めた緊張感。目を開けていても閉じていても光の一筋さえ感じられない闇の世界。(生死の境目がわからないな……)とか考えていました。
しばらくして照明が当てられたステージには7人のダンサーが。頭部を見せない「ヘッドレス」という特徴的なポーズで、体を重ね合ったり這いつくばったり仰向けになったりしながら、終始「何か」を表現しているんです。人ではない「何か」。それは私の目には性別も人格も持たない「固体」に映りました。エロスとカオスと無邪気さを持つ固体達。

手足の動きはもちろんのこと、静止している間も肩甲骨や筋肉の動きで感情を表現する7つの固体は美しくも恐ろしく、気づけば一瞬たりともその動きを見逃すまいと食い入るようにステージを見つめていました。

顔を見せない7つの固体の中に、森山未來くんがいるはずなのですが、最後の最後までその存在はわかりません。1つだけヘッドレスのポーズを解き、顔を上げる固体がいるのですが(それが森山未來くんだった)、その様子はまるで禁忌を犯し「固体」から「人間」へと堕ちていくかのようで……それが転生なのか死を意味するのか、はたまた両方なのか。とにかく衝撃的過ぎてその衝撃をいまなお言い表せないでいます。とんでもないものを見てしまった。

この京都公演が初演となるVESSEL。2公演のみ、それぞれ700名、計1,400名しか見られない希少な公演。終演後はこのプロジェクトの2本柱、振付師のダミアン・ジャレ氏と舞台美術を担当する名和晃平氏のディレクターズトークに参加し、舞台制作の秘話や2人とダンサー達との出会いなど、さまざまな話を聞くことができました。(なんとロームシアター京都のサウスホールと同じ規模のステージを作ったそうです)

今後、この舞台はいろんな進化を遂げていくんだろうな、と思います。それはそれで素晴らしいことだけれど、本当のオリジナルを見られたラッキー感とハッピー感、ちょっぴりの優越感。これは1,400人にしかわからない感覚かと思うとぐへへとなります。ぐへへ。

benesse-artsite.jp

VESSEL inujima 2016年10月15日(土)全1回公演

YOKOHAMA DANCE COLLECTION

VESSEL yokohama 2017年1月26日(木)-29日(日)全4回公演

犬島は野外、横浜はまた異なるステージになるので、内容も演出も少し変わるとのこと。観られる人はぜったい観たほうがいい。そんなパフォーミングアーツです。

ブログ名を変えてみました

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本当に久しぶりのブログアップです。ありがたいことに忙しい日々充実した日々を過ごしています。
ここ1~2ヶ月、Twitterやブログ、どんな立ち位置で何を発信していけばいいのか―いろいろと難しく考え込んでしまっていました。

「ライターとしてやっていくならブログは書いたほうがいいよ」
「ブログから仕事につながることもあるんだよ」

考えれば考えるほど、何を書いていいのかわからない。だからアップできない。そんな無限ループに陥っていましたね。

なので一旦「立ち位置」とか考えるのをやめてみました。その代わり、何でもいいから一言でもいいから毎日アップしていこうかと。
本当に一言の日もあるだろうし、長い文章を書く日もきっとあるけれど、思いのままを書いていくブログにしていきます。

解放解放!そのうち学べばいい。

何ごとも継続できたら必ず上達はする。大事なのはその先。

f:id:komsuke_56:20160814082044j:plain先日から「絵を描きたい!」という気持ちがむくむくと湧き上がっていたので、水に溶ける色鉛筆を探しに実家に戻ってきました。そこで計30枚ほどの人物模写と静物画などのデッサンを発見。

私はデッサンの「デ」も勉強したことはありません。ただ、幼い頃、同学年の子たちとは少し変わった目線から絵を描いていたようです。幼稚園のお絵かき授業のときに、周りの子はみんな港大橋全体と青空や海を描いていたのに、私だけ橋脚の拡大図を描いていたり、小学校の校外学習で大阪城公園に行ったときは石垣から描いてみたり。(画用紙の大半が石垣になった)

「全体を上手く書こう」というよりは「目に映るものを咀嚼して形にしたい」という想いが強かったように思います。
絵の自慢みたいになりますが、本当に言いたいことはソレではありません。

30枚ほどのデッサンの始まりは、映画雑誌『スクリーン』と『ロードショー』でした。
ではここでデッサンの変遷を。

f:id:komsuke_56:20160814082107j:plain1998年1月22日(デッサンスタート日)。第2作目のレオナルド・ディカプリオです。この日は他に2枚を描いていました。(ディカプリオ2枚、ブラッド・レンフロ1枚)まだ線が粗い。

f:id:komsuke_56:20160814082109j:plain1998年2月21日。トム・クルーズ。似ていないけれどトム・クルーズ

f:id:komsuke_56:20160814082108j:plain同じく1998年2月21日。レオナルド・ディカプリオ。1か月前より陰影が細かくなっています。

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1998年3月31日。横倒しできないくらい大きく描いたジュリア・ロバーツ。自分で言うのもなんですが、どんどん上手くなってきています。

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1998年6月28日。急にムーミンスナフキン登場。

f:id:komsuke_56:20160814082105j:plain1998年8月14日。祖母宅で採れたカボチャ。この頃から人物模写と同時に静物画を描き始めていました。

私の模写ブームは1998年の10月頃に一度終わりを迎えたようです。留年の危機に瀕していたので…線形代数やら力学やら流体科学やら次々とやってくる追試合格に必死でした。

何を言いたいかというと、「好き」や「やりたい」から始めたことは継続していたら必ず上達するということです。上達のスピードは人それぞれなので焦ることはないと思います。いや、焦りますけど。

ただ注意しなければならないのは、模写が本来の目的ではないということ。真似ばかりしているとオリジナリティがなくなります。キレイに描けることに満足していてはいけない。

それはコピーライティングやライティングについても同じことが言える気がします。私はコピーライター養成講座などを受講していないし、きちんと勉強したことがあるわけでもないので偉そうなことは言えませんが、上手くなりたいと思うならたくさんのコピーに敏感であるべきだし、上手な文章を書きたいと思うなら、自分にとって手本になるような記事を読んだり、レギュレーションをしっかり守って書いたりすべきかと。

今、私は求人広告という分野で頑張っていますが、いずれは異なる分野のコピーやキャッチを手がけていきたいと考えています。そこに向かうための道筋は正直見えていません。年齢的にも経歴的にも諦めるべきなのかもしれません。でも、自分の中で決めた期限までは、もう少し足掻いてみようと思います。

人は老いても古くはならない

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「あっ!」という間に8月に突入しました。このままだと「あっっっ!」という間に年末になるんでしょうね。

少し前の話ですが、先々月6月に誕生日を迎えました。その日、家にA4サイズの小ぶりの段ボール一箱が届き、差出人から察するにプレゼントを送ってくれたんだなぁと感謝の気持ちで開けると、A4の紙切れ一枚が入っていました。なんじゃこら?と目を通すとそこに書いてあったのは

「は~るばる来たぜ、は~こだけ~」

……マジかいっ!と思い呆れつつ、こういうセンスはどこから生まれるのだろうとしばし大爆笑。その用紙の下にはANAの優待券にメッセージカードが2枚添えられていました。

人は年をとります。
人は老いていきます。
でも、人は古くはなりません。
毎日、毎日が最新の自分です。
これからもどんどん女らしく
それでいて大胆にいきましょう。

(6つ下のくせに生意気な(笑))とメッセージカードを指で弾きながら、こうした友人がいる自分はとても幸せものだなと思いました。

年を重ねれば重ねるほど、新しい友人を作ることを難しいと感じる人も多いようですが、それは多分「年齢」にとらわれているだけじゃないかな、と思います。

不精だし家が好きだし、カフェで仕事とかシャレオツなことは苦手だし、毎日を刺激的にキラキラ生きているわけじゃないけれど、動くときはものすごい勢いで動きます。これまで経験したことがないようなこと、新しい価値観に対して興味がわけば、周囲がびっくりするほどフットワーク軽くどこへでも飛んでいきます。

この秋は稲刈り、コンバインデビューの予定です。見たこともない一面黄金色の景色を心から楽しみにしています。

米どころ、新潟にて買い手募集中です。

www.facebook.com

本当の「愛」とはなんだ

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※イギリスのM&M'S。ダイナミックでとってもかわいかったです。

ここのところ良質な睡眠が得られていません。今朝も動悸が激しいです。
毎日飲んでいるお薬の他、2年ほど服用していなかった頓服を飲むようになりました。

普段服薬しているものは、ラミクタール錠100mg(朝)、セレニカ200mg錠(夕食後)、ロヒプノール錠剤2mgとコンスタン錠剤0.4mg(寝る前)の4種類。これ以上は増やしたくないです。

様子がおかしくなった頃(10年ほど前)にかかった心療内科では「不眠症」と「うつ病」と診断され、抑うつ剤を処方されていたのですが、その後「双極性障害躁鬱病)」と診断。ラミクタールを飲みだしてから、その症状は驚くほど落ち着き始めました。「うつ病」と「双極性障害」の症状は似て非なるもので、抑うつ剤を飲み続けてしまうと躁状態の症状がひどいことになり、眠らなくても仕事をし続ける、身体は疲れているはずなのに休まずLIVEに行ってしまうなど本当に大変でした。

1年ほど前まで朝晩ラミクタールだったのですが、ラミクタールって高いんです。 新薬であるからか100mgの錠剤で薬価は約274円。出費が痛かったので、薬剤師のお母さんにも相談して効用が似ているセレニカに移行しました。セレニカ200mgの薬価は約23円。1/10ですよ。えらい違い。

昨年11月~今年の3月までの症状は本当にひどかったです。「さぼってるだけでしょ?」と言い続けてきた母も(どうやらおかしい)とやっと実感するほどでした。外に出られない、出るのが怖い。誰にも会いたくない、会えない。ゴロゴロして1日が終わる日々。母もなにも言わずによく耐えてくれたなぁと感謝しています。

それがここ2、3日で急変しています。リーゼという頓服を使用した日は楽になりましたが、ドラールを使った翌日はひどい。やっぱりドラールは合わないんだろうな。

基本の4種類は、おそらくこれから先もずっと飲み続けることになります。断薬して眠れなくなるよりずっとマシです。だからこそそれ以上は薬を増やしたくない。

けっこう辛いですよ。まずあまり理解を得られないから、パートナーができてもうまくやっていけない。理解しよう理解しようとしてくれても、最後には理解できないことに勝手に腹を立てる人も多い。「理解しよう」ということ自体がエゴだと思う。これが自然なんだなと見守る、受け入れる、ということが本当の意味での支えになるんじゃないかな。愛されるってなんでしょうね。

今日は無理しないでおこう。朝からひどい症状が出るのは3ヶ月ぶりではなかろうか。ブログの内容もひどいものですが、吐き出さずにはいられませんでした。

自分を解放し、新たな価値観をとりいれる。それが私にとっての旅。

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※1年前に訪れたサントリーニ島での朝食

最近はすっかり朝型の生活にシフトチェンジしました。以前は目覚まし3個、枕元、洗面所、そして玄関にまでセットしていても起きられなかったのに不思議な気分です。5時~11時くらいまでが一番生産率が高い。お昼からはのんびり、夜はパソコンとはバイバイです。

パソコンのモニター右下に表示される日付や手帳、カレンダーがもう7月も最終週よ、と教えてくれます。毎年この時期は海外旅行のことばかり考えワクワクしていたのですが、今年は欧州各地でテロや銃撃、爆破事件が多発していて、世界でも最大級のハブ空港イスタンブールももはや安心して利用できない状況です。アジアも何気に危険なので、NYにでも行こうかしら。オリンピックが終わってから大統領選が始まるまでの期間が一番安全な気がしています。

仕事で海外へ行ける実弟からは「(自分の)お金を遣って海外へ行く気持ちがわからん」と言われたこともあるのですが、私にとって海外旅行は多少のお金を遣っても価値があるものです。

まだ見ぬ世界と出会うこと。日本にいては気づかないような生き方を知ること。なので一人で飛び立つことがほとんどです。ただ、私も一応女性なので現地で友達や知人と合流して旅をします。友達も海外の人です。買い物とかにはあまり興味がなくて、ローカルな市場や小さな地元のレストランとか、日本語メニューを置いていないようなところに行くのが好きです。下手したら英語メニューすら置かれていません。

ポケットWi-Fiとか契約せず、ホテルにあるフリーWi-Fiで行き先の情報をチェック。あとは地図を頼りにウロウロします。スマホやあらゆるSNSがなくても十分生きていけます。

世界遺産を巡るのも好きで、特に古代遺跡にはロマンを感じます。ひょっとしたら私たち世代の人類は、古代の人たちの血を受け継いでいるのではなく、人類自体の世代交代があったんじゃない?とか本気で思っています。ボロブドゥール遺跡とかテオティワカンとかはロマンスがありあまっています。

もちろん良い面ばかりではありません。悲しくなるほどの貧富の差や人種差別を目の当たりにすることもあります。それもひっくるめて広い広い世界を見つめていたいんです。

ここで先日書いた記事をちらりとアピール。

tripnote.jp

ギリシャのヨーグルトのおいしさに感動して、滞在期間8日間、毎日昼夜問わず食べていました。しかも安い!ヨーグルトスタンドとかもあって、「歩き疲れたらヨーグルト」なくらいでした。また行きたい。