書評ライターKonomuの苦悩

フリーライターの悩みと打開策、日々の出来事などいろいろ書いています。

昨年書いた書評ですが思い入れのある作品です「君の膵臓をたべたい」

f:id:komsuke_56:20170421101942j:plain

こんにちは。少し滞りました。反省。

この度、本ブログ内にて「書きました!」と書評を紹介してもいいですよ、と正式に許可をいただいたので、公開されたら随時アップしていきます。
お時間あるときに読んでもらえるとうれしいです。

さて、今日「書きました!」と紹介したいのは、2016年1月に配信された「君の膵臓をたべたい」の書評です。
本屋大賞にノミネートされた頃に執筆させていただきました。
スマホ版だとNot Foundになります。PC版のままご覧ください。(1年前の記事なので)

web-beta.archive.org

映画の主題歌はミスチルが担当するようですね。

私には書評を執筆するときの2つの心構え(掟といってもいい)があります。それは、

●いかなるジャンルであってもフラットに向き合うこと
●私が私であることを忘れること

好きなジャンル、そうでもないジャンル、得手不得手などありますよね。
ポイント1は、得手不得手など一切取っ払い、誰が書いたか、どんなジャンルかなど頭の中から放り出して「本」と向き合うことを意味しています。

ポイント2ですが、これが非常に難しいんです。

私が私であることを忘れる。

どういうことかというと、私の「感情」を本に持ち込まないということです。
どんな人が、どこで、どういう時期にその本と出会うかわからないからです。
私の心を大きく揺さぶったとしても、そうでない人もいるはず。
書評は読書感想文であってはならない、と考えています。
ブログで個人的におすすめしたい本は別だヨ。

その点、本作品は非常に難しかったです。
執筆後、本屋大賞2位に輝き、映画化も決まりました。
つまり、多くの人の心に響いた本ということです。
もちろん私の心も揺れ動きました、しばらく惚けました。何ごとが起きたのかと思いました。
書評を書くのに苦戦しましたよ。
書いた後、何度も何度も「私」がそこにいないかを確認しました。

1ヶ所、書評家として心を込めて書いた場所があります。
それがどこだか当ててもらえるとうれしいです。

こんなtweetがあったのか。うれしいですね。