書評ライターKonomuの苦悩

フリーライターの悩みと打開策、日々の出来事などいろいろ書いています。

何ごとも継続できたら必ず上達はする。大事なのはその先。

f:id:komsuke_56:20160814082044j:plain先日から「絵を描きたい!」という気持ちがむくむくと湧き上がっていたので、水に溶ける色鉛筆を探しに実家に戻ってきました。そこで計30枚ほどの人物模写と静物画などのデッサンを発見。

私はデッサンの「デ」も勉強したことはありません。ただ、幼い頃、同学年の子たちとは少し変わった目線から絵を描いていたようです。幼稚園のお絵かき授業のときに、周りの子はみんな港大橋全体と青空や海を描いていたのに、私だけ橋脚の拡大図を描いていたり、小学校の校外学習で大阪城公園に行ったときは石垣から描いてみたり。(画用紙の大半が石垣になった)

「全体を上手く書こう」というよりは「目に映るものを咀嚼して形にしたい」という想いが強かったように思います。
絵の自慢みたいになりますが、本当に言いたいことはソレではありません。

30枚ほどのデッサンの始まりは、映画雑誌『スクリーン』と『ロードショー』でした。
ではここでデッサンの変遷を。

f:id:komsuke_56:20160814082107j:plain1998年1月22日(デッサンスタート日)。第2作目のレオナルド・ディカプリオです。この日は他に2枚を描いていました。(ディカプリオ2枚、ブラッド・レンフロ1枚)まだ線が粗い。

f:id:komsuke_56:20160814082109j:plain1998年2月21日。トム・クルーズ。似ていないけれどトム・クルーズ

f:id:komsuke_56:20160814082108j:plain同じく1998年2月21日。レオナルド・ディカプリオ。1か月前より陰影が細かくなっています。

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1998年3月31日。横倒しできないくらい大きく描いたジュリア・ロバーツ。自分で言うのもなんですが、どんどん上手くなってきています。

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1998年6月28日。急にムーミンスナフキン登場。

f:id:komsuke_56:20160814082105j:plain1998年8月14日。祖母宅で採れたカボチャ。この頃から人物模写と同時に静物画を描き始めていました。

私の模写ブームは1998年の10月頃に一度終わりを迎えたようです。留年の危機に瀕していたので…線形代数やら力学やら流体科学やら次々とやってくる追試合格に必死でした。

何を言いたいかというと、「好き」や「やりたい」から始めたことは継続していたら必ず上達するということです。上達のスピードは人それぞれなので焦ることはないと思います。いや、焦りますけど。

ただ注意しなければならないのは、模写が本来の目的ではないということ。真似ばかりしているとオリジナリティがなくなります。キレイに描けることに満足していてはいけない。

それはコピーライティングやライティングについても同じことが言える気がします。私はコピーライター養成講座などを受講していないし、きちんと勉強したことがあるわけでもないので偉そうなことは言えませんが、上手くなりたいと思うならたくさんのコピーに敏感であるべきだし、上手な文章を書きたいと思うなら、自分にとって手本になるような記事を読んだり、レギュレーションをしっかり守って書いたりすべきかと。

今、私は求人広告という分野で頑張っていますが、いずれは異なる分野のコピーやキャッチを手がけていきたいと考えています。そこに向かうための道筋は正直見えていません。年齢的にも経歴的にも諦めるべきなのかもしれません。でも、自分の中で決めた期限までは、もう少し足掻いてみようと思います。