書評ライターKonomuの苦悩

フリーライターの悩みと打開策、日々の出来事などいろいろ書いています。

正面から向き合い正座をしてあいさつするくらいの気持ちで

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過眠の周期なのでしょうか、最近は、1日に起きていられる時間がやけに短いです。今日はTwitterで「素直さ」について、いろいろ素敵な言葉をいただきました。ちゃんとメモっておきます、自信につながるように。

ランサーズでいただいている仕事の中で、『これだけは絶対誰にも譲らない!』と強い気持ちを持って取り組んでいる仕事があります。Twitterでもよく呟かせていただいていますが、「書評」の仕事です。こちらは完全非公開の案件でした。選ばれたときには飛び上がりそうなくらい嬉しかったです。

最初に得意分野を尋ねられているので、わたしの手元には小説が届きます。月に1冊、既に発売されているものや、新刊の本を送っていただいています。返送不要なのでそれも嬉しい。


心情的には『書かせていただいている』です。まっさらな心でその本と向き合います。書き手の想いがどこにあるのか、どの言葉から何を受け取るのか。1日で本を読み終え、一気に書き上げます。その後は、文章の構成をチェックして納品です。どこのレビューも見ません。

あらすじがだいたい200文字、あとの600~800文字が「批評」です。
大事なのは「批判」ではないこと。面白い、そうでない、というのはあると思います。読書感想文であればそう書いてもいいでしょうけど、「書評」なんです。その本の良いところを探して伝えるのが仕事だと思っています。書き手への敬意が必須です。

わたしはど素人ですが、作者や出版社側からすればそうではないし、匿名だけれど、ちゃんとメディアに載るものなのです。だからコピペでもいけない。あらすじ以外は完全オリジナルでなければならない。でなきゃ意味がない。

本はそれだけで、まるで他の人の人生を生きてみるかのような体験をさせてくれます。自分の人生は一つ限りだけれど、別の生き方も想像させてくれる。毎月手に取る本を読んで、「作家」という仕事は本当にすごいな、としみじみ思います。

「書評」の仕事、切実にもっとほしいです。