書評ライターKonomuの苦悩

フリーライターの悩みと打開策、日々の出来事などいろいろ書いています。

文章力・構成力に磨きをかけたい人へおすすめの本

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わたしはとにかく本を読むのが好きです。作品に対して、否定的な感想は一切しません。言葉一つで表現するということに敬意を払っています。
ただ自己啓発本などはまったく読みません。読もうとしても入ってこないし、フォントもページ稼ぎなのか大きいし、自己を啓発するのは己自身と思っています。自己啓発本やそれを好きな人を批判しているわけではないのでご理解ください。

そんなわたしですが、これまでで一冊、『これはすごい!』と思い、いまでも手元に置いてある本があります。

「理科系の作文技術」 

理科系の作文技術(リフロー版) (中公新書)

公式サイトを見つけられなかったので、Amazonのリンクを貼っています。
新卒入社した会社の上司が、とにかく女性社員に甘く、いろいろなセミナーに参加させてもらったときに出会った本です。1981年9月に出版され、現在の発行部数は95万部。大大大ベストセラー本です。

タイトルに「理科系」とあるものの、文系理系は特に関係ありません。確かに理系出身者は理論的思考を持ちながら、それを表現するのが苦手な傾向にありますが。

しっかりした文章、きれいな文章を書きたい人にはかなりおすすめです。表現技術とプレゼンテーションについて書かれた本で、文章の組み立て方など、とてもためになります。ライターをされていて、どうも文章力に自信がない、や、どうすればよい構成になるのか、など企画力、構成力を必要とされる案件に取り組む人にはおすすめです。通勤電車や合間合間に読むといいと思います。
そんなの関係なく、山のような案件を抱え忙しい人には、おすすめしません。

ちなみにセミナー後、帰宅して本棚を見ると、父(文系)も持っていました。若いころに購入したそうですが、親子って不思議ですね。
小難しいので、読んだのは一度切りです。再読はしていません。