書評ライターKonomuの苦悩

フリーライターの悩みと打開策、日々の出来事などいろいろ書いています。

へなちょこメンタルのメンテナンス方法(春編)

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こんにちは。頑張って更新します。
「今日一番、会心のワンショット!」と思ったのですが帰宅してPCに取り込んでびっくり。どこにピントを合わせていたのでしょう。全体的にボケてます。せっかく湊川神社まで行ったのに。

今日はメンタルメンテナンスのお話です。
はたから見てどうかわかりませんが、私のメンタルはへなちょこです。
物理的な大きさはきっとミジンコよりも小さく、重さは質量数1の水素よりも軽いです。(質量数1の水素は最も軽い原子です)

このへなちょこなメンタルは困ったことに、春と秋によりへなちょこ度を増します。
波の激しいこの時期をどうやって乗り切っているのか。

●11時半~14時にカメラを持って出かける
●きちんとごはんを食べる
●寝る(布団が友達)

春はこの3つにつきます。

この時期の楽しみといえば……桜です!
日を追うごとにつぼみが膨らみ、花弁を広げ、淡いピンク色の可憐な姿を見せてくれる。1年の中でも今しか見られない光景です。

ニコンD5000を愛用していますが、レンズのこだわりとかシャッタースピードだとかよくわからないまま10年過ぎています。

15時以降になると日が陰りだし、青い空と淡いピンクのコントラストがうまく撮れません。(それはそれできれいなんだけど)
なので、朝のうちに時間を調整し、明るい時間に無理やりにでも外出することにしています。

ちなみにスマホでも十分きれいに撮れますよ。
次の2枚はスマホからです。色の修正はしましたが、ぼかし編集は一切していません。
桜とスマホのレンズとの距離は10センチほど。めっちゃ近づけて、ピントを合わせて撮っています。
ぜひ試してみてください。ピントを合わせたあと、あえて右か左に大きくずらすといい感じになります。

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ベンチの上に乗って背伸びしたり、枝と枝の間に割って入って撮ったりしているので、完全に不審者です。夢中になれるし、「無」になれるので一番手っ取り早いメンテナンス方法です。

「きちんとごはんを食べる」と「寝る」は当たり前のことなのですが、わかる人にはわかっていただけることかと思います。

へなちょこメンタルのときは、食欲というものがどこかへ行ってしまいます。お腹が空かないし、空いても食べることすらめんどうになるのです。なので、朝・昼・晩、意識して食べます。

へなちょこ過ぎて散歩にも行けない……と泣きそうな日はとにかくお布団に潜り込みます。へなちょこの波が過ぎるまでひたすら耐える。

これ、会社勤めのときは本当に大変でした。

夏は大好きです。桜の季節が過ぎ、新緑の時期を迎えた後は一足飛びで夏まで行ってもらいたいものです。

ランサーオブザイヤー2017に行ってよかった3つのこと

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こんにちは。久しぶりの更新です。
「なんでもいいから情報を発信していくべき!」というアドバイスを頑張って実行していきます。(決意表明は何度目だろうか……)

3月31日(金)はランサーオブザイヤー2017に参加するため、久しぶりに東京へ行きました。前日まですごくワクワクしていて、当日東京に着いてから尻込みし始め、ついには「行きたくないよ~」と友達に弱音を吐いていたのですが、行って本当によかったです。

よかった!ということはたくさんあるのですが、その中で「こんな人がいるんだ!」と知れてよかったと思ったことを3つ、厳選してみました。あくまで個人的な感想です。

1.フリーランスデザイナー&イラストレーター春田さんの存在

「”仕事の好き”をキープできていますか?」
クライアント賞を受賞されたデザイナー&イラストレーターの春田さんが、受賞スピーチで最初に言われた言葉です。
「仕事の好き」。これは最近私もずっと感じていたことでした。仕事のスキルも好きも取り戻すことができた、という春田さんの言葉が心にぷすっと刺さりました。
一気にファンになってしまい、交流会で思わず話しかけてしまったほどです。とてもおだやかで謙虚な方でした。

2.うつになってしまうから競争はゴリゴリしないというライター鈴木さんの存在

私も競争は苦手です。取り残されるという怖さのほうが勝るし、それによってメンタルが大きく崩れることもしばしば。結果躁鬱を繰り返すという悪循環に陥ってしまいます。
鈴木さんは、自分らしいスタイルで、でもチャンスがきたときは逃さないぞ、的な。そういうスタンスでもいいんだな、と、ちょっとほっとしました。

3.ランサーズ社員さんの存在

いつも一緒に仕事をさせていただいている社員の方々とごあいさつできたこと。
これは本当にうれしかったです。
いつも向き合うPCのその先に、人がいる、ということを忘れず頑張ろう、と改めて思いました。

会場内で隣り合わせたデザイナーさんがとても興味深い方で、始まりから終わりまで、短い時間ながらもずっとおしゃべりしていました。
これはこれでとても楽しかった!

私個人としては他職種の方との交流が多かったように思います。

 というわけで交流会後は、渋谷から青山、赤坂へと移動し、友人との久々の再会を楽しみました。

翌日は、これまた友人と検見川でおいしいカレーを食べて、お茶して。楽しかったなぁ。
彼女と次に会うのはハロウィンです。

色々な人のおかげで充実した週末を過ごすことができました。
久しぶりに書いたので超下手クソな文体ですね。
でも、とにかくとりあえず何かを発信、発信、です。

年々ひどくなるPMS対策に漢方を始めてみた

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※画像はパクタソより

3週間ほど前から漢方を始めてみました。きっかけはPMS(プレ・メンストラル・シンドローム月経前症候群)。とにかくひどく、ただでさえ気分にむらがあるところにうつ傾向がプラスされてしまう。苦しむ私にていねいにアドバイスをくださったsoraさんリコメンドの漢方医さんを訪ねることにしました。

漢方医ってすごいんですね。
舌とお腹の触診だけで、いま抱えている悩みをずばり言い当てられました。
「雨の日ってつらい?」とか
「生理前ってかなりひどいでしょう?」とか。

「う~ん……いま飲んでいる精神科系のお薬と総合して判断すると、婦人科系ではなく、精神科系で西洋と東洋を併用していった方がよさそうね。ここは精神科の先生の診療日もあるからそちらで一度診察してもらったらどうかしら?」

そこは漢方を専門としながら幅広い科目を扱っていて、漢方専門医資格取得のための指導施設にもなっているようなクリニックです。

これまで通っている(通ってきた)精神科系の病院では、不調を訴えるととにかく薬を増やして対応しようとすることが多い。

【極力薬を減らしたい私 vs 薬を増やそうとする医師】

という構図がいとも簡単にできあがってしまうんです。

後日、改めて精神科の先生がいる日にクリニックへ行きました。ここでも舌とお腹の触診だけで見事言い当てられました。

「相当つらいやろ?かわいそうやなぁ。」←バリバリの関西弁
「自分で気づいてへんもしれへんけど、思った以上に胃腸が弱いねん。まずはそこからよくして、体全体を引き上げるようにしてこか。」

「先生、婦人科系はどうしたらいいでしょう?」

「せやなぁ。その先生と僕も多分同意見やからこっち(精神科)だけでええで。お金も時間ももったいないやろ?」←関西人の精神

「今飲んでるお薬はどうしましょう?」

「それは絶対飲んどき。いまの病院で出されてる薬はほんまによう工夫されてる。頑張ってそこまでたどり着いたんやなぁ。それは飲まんくなったら大変なことになるから、飲んどきや。」

苦節8年、さまざまな薬を処方され紆余曲折しながらここ3年でようやくたどり着いたお薬を否定されなかったこと、そして頑張ってきたことを認めてもらえて泣きそうになりました。迷わず通院することを決めました。

しかしながら、食事に関する指摘を受けました。
◆果糖、砂糖はNG
◆主食より副菜をメインに
◆体を冷やす食べ物は極力避ける
これをしっかり守ると私の体重は減少の一途をたどることになります。
ただでさえ、食欲、というものから縁遠いというのに。

(どないしたらええんや)と少々パニックになり、晩ごはんを抜く、という日が2日連続続きましたが、至った結論は「とりあえず果糖・砂糖は控えよう」です。もともと甘いものは苦手だし、大好物のスナック菓子と非常食(食欲がまったくないとき)のゼリーをやめてみよう。
炭水化物控えたら痩せてしまうし、コーヒーや紅茶をストップすることはできません。

【食事に気を付ける<<<<<体重を減らさない】

ここ、ぶれたら本末転倒になります。

※もっとブログを上手く書けるようになりたいですが、なかなか難しいです。まぁ個人的なものなのでいいんですけど。

「ありがとう」の応酬

https://www.instagram.com/p/BPxnAABBDPb/media?size=l
一昨日の晩、友達からLINEでこう聞かれました。
「このむさんって友達多いよね?一人ひとりに時間割いてるの?」
ふむ。友達が多いかどうかは別として、時間を割く、という発想はなかった。

自慢に聞こえるかもしれませんが、「こむさんがいてくれて本当によかった」と言ってもらえることが多いです。
ありがたいことに私は本当に『人のご縁』に恵まれていると思います。

昔は、自分のキャパシティ以上に人のことを考えていました。
「誰かの役に立ちたい」それこそが自分の存在意義で拠り所でもありました。
そのおかげでとびきり素敵な、そして自信を持って自分は幸せだったと誇れる過去があります。
そのせいでまるで世界のどん底に突き落とされたようなつらい過去もあります。

それがなかったら?それがなかったら今の私はいないでしょうねぇ。
今の私は私のキャパシティを第一優先にしています。私ができることなんて限られているので、その範囲内で大切にしたい人を大切にできるよう努めているだけ。

だから「いてくれて本当によかった」という言葉は私にとって泣きそうなくらいとびきりうれしい言葉なんです。

とてもうれしかったです。本当にありがとう。
ランサーズマガジンの『THE LANCER』で私を見つけてくれたことが、私の夢を認めてくれたことが、ただただ純粋にうれしかったです。
まさかそのつながりからここまでの想いを抱くようになるとは、当初は思ってもいなかったです。

親友になれるかも、なれたらいいな、と思っているのは私のほうです。 

toshitsu.hatenablog.com


※勝手にリンクを貼ってます。

2017年は抱負を掲げずやりたいことをやる

今年一発目のブログがすでに2017年も12日経過した日になるとは……
昨年末から「お?これやりたい!」と感じたことを順に思いつくままリストアップしています。今年はそれらを少しずつやっていこうかな、と考えています。
(LIVEは常に行きたいものなので割愛です)
●インド旅行
ポンペイ(イタリア)に行く
名古屋市科学館プラネタリウムに行く
●本郷亭のラーメンを食べる
などなど……ワールドワイドなことからローカルなことまでいろいろと。

あとは積極的に心に栄養を取り入れていきたいです。
書評用に月2冊は本を読んでいますが、それとは別に「少なくとも一ヶ月に一冊は小説を読む」。あとは「三ヶ月に一度は映画館で映画を見る」。

今年最初に読んだ本がこちら。「アンマーとぼくら」

アンマーとぼくら

アンマーとぼくら

 

有川浩さんはデビュー時から好きな作家さんです。
主人公と主人公の父、その父の再婚相手、晴子さんが少しずつ家族になっていく物語で舞台は沖縄です。
「アンマーとぼく」ではなく「ぼくら」と複数形であるのは、きっと主人公にとってもその父にとっても、晴子さんはあたたかくおおらかな愛で包み込んでくれる『母』のような存在だったのでしょう。
過去と現在が少しずつ交錯しているのかと思いきや、最後のトリックには、さすが有川作品!と頷かずにはいられませんでした。
毎度毎度ですが、取材に裏付けられた情報がてんこもりなので、素直に沖縄に行きたくなりましたよ。やりたいことリストに追加です。

そして今読んでいる2冊がこちら。 「聖の青春」

聖の青春 (角川文庫)

聖の青春 (角川文庫)

 

 最初の数ページですでに泣きそうです。映画は見たので原作もしっかり読んでおこうと思って。 

そしてデビュー作で度肝を抜かれた住野よるさんの2作品目。「また、同じ夢をみていた」

また、同じ夢を見ていた

また、同じ夢を見ていた

 

今日届く予定の「この世界の片隅に」も楽しみです。

小説を通して、別の人の人生を生きた気になる。さまざまな感情や経験を学べる。
文字というシンプルな情報でそれらを伝える「作家」という仕事は本当にすごいなぁと思います。

読書の秋、そして冬

読書に耽る12月。冬至を挟むから、でしょうね。昼の時間が短くなり夜の時間が長くなると、余計なことが頭と心をよぎり、深く深く沈みがちになります。それらの思考から逃れるべく、小説の世界に逃避する傾向にあります。

書評用以外では自己啓発本やハウツー本は一切読みません。純文学も苦手で、本屋大賞にノミネートされる作品や直木賞候補にあがる作品が好きです。

昨日一息に読んだ小説の最後のほうに、こんな表現がありました。

人生には、ときどき、有頂天になるような素敵な夜があるけど、そこで、めでたしめでたしで世界が終わるわけではない。
幸福な夜は、そのほかの幾銭の、どうでもいい夜に紛れてしまう。心の中で、化石みたいに干からびてしまう。
だけど、そんな化石を胸に抱いていられることは、とても幸せなことなのだ。

欲しかった言葉をもらえた気持ちになりました。幸福な過去を抱いていられるのはそれだけ幸せだったのだろう、と。
大事なことがそこかしこに組みこまれている感じでした。

タイトル:ふたつめの月
著者:近藤史恵 

ふたつめの月 (文春文庫)

ふたつめの月 (文春文庫)

 

読みやすさ:★★★★★
スピード感:★★
ワクワク度:★
ハラハラ度:★
癒し度:★★★★
※あくまで主観です。

シリーズものの第二作目です。第一作目はこちら(多分、未読)
タイトル:賢者はベンチで思索する 

賢者はベンチで思索する (文春文庫)

賢者はベンチで思索する (文春文庫)

 

近藤史恵さんの作品では、ロードバイクシリーズが好きです。 本当に面白いのでおすすめ。

サクリファイス (新潮文庫)

サクリファイス (新潮文庫)

 

 

エデン

エデン

 

 

サヴァイヴ (新潮文庫)

サヴァイヴ (新潮文庫)

 

読みやすさ:★★★★★
スピード感:★★★★★
ワクワク度:★★★★★
ハラハラ度:★★★★★
癒し度:★

何でもできるは何にもできないと同じだと思っていた

https://www.instagram.com/p/BNOZ5H0hByh/media?size=l

きれいでしょう?須磨海岸から望む夕日と明石海峡大橋

今年の春でしょうか?失業したんです、と高校の先輩に言ったとき、それ本気であかんやつやん、と失笑を買いました。「アピールポイントや強みってなに?」と聞かれたときに、少し悩みました。何でもできるっちゃ何でもできる、器用にこなす、は強みにならないと言われました。「それじゃダメだよ。自分にしかない強みをアピールできなきゃ」同じことをデザイナーの友人にも言われたことがあります。

さて先日。今年8月頃でしょうか、少し関わらせていただいている神戸のせっけん屋さんの忘年会にお声がけいただきました。5名とこじんまりした忘年会で、私だけが初参加のはじめまして。皆さんクレバーな方ばかりで、とてもとても楽しかったです。どんちゃん騒ぎで飲めない酒をのまされる、飲めなきゃ怒られる。前の会社の忘年会とは大違い。)

そこでいろんな職種を経て今に至ること、何でも器用にこなせる分器用貧乏なんです、なんてことを話していると、「何言ってるの?器用貧乏は最大の武器よ」と言ってもらえました。組織に属そうとすると何でもできるは制約がかかるけれど、一人でやっていくときには潰しがきくのよ、と。「器用貧乏って器用な人のことを指すから、結局不器用じゃないんですよぅ」とも。

ちょっと自分に自信を持てた夜でした。

真空管のスピーカーでアナログレコードを流してくれるワインバーで、それぞれ来年の目標を宣言。「では、また来年、目標達成したか発表しましょう!」と言ってもらえたとき、来年のメンバーに私も入れてもらえたんだな、と思うとうれしかったです。がんばるぞ!